手動のコーヒーミルで豆を挽く

私が初めて手動のコーヒーミルを買ったのは、コーヒー豆を袋で貰ったからだった。

海外のオーガニックコーヒーだった。

私がよくいくお店にご夫婦が来店されて、一緒におしゃべりやカラオケを楽しんだ。

数日後、Instagramで声掛けされた。「K子、明日はお店に来る?」

翌日も出勤が控えていたが、せっかくのお声がけ。これもご縁だと、退勤してすぐお店に直行。

彼らはアメリカでオーガニック商品を扱う事業家で、自社のオリジナルデザインの色々を、お店のスタッフや私にプレゼントしてくれた。

また会おうね!そう言ってハグしてその日は別れたんだ。

人生で初めて、オーガニックのコーヒーを貰った。しかも作り手から直接いただくなんて。

楽しみにしながら家で開けるとなんとまだ挽かれる前の豆の状態で。

せっかくのコーヒーをすぐにでも味わいたい!慌ててミルを購入した。

手動を選んだのは風情があるから。筒型もあったけれど、選んだのは箱型だった。

豆を適量スプーンですくってミルに入れる。よくあるプラスチックの平たいスプーンで2杯程度。ごりごり回す。ちょっと生に近いのか?コーヒー豆には詳しくないけれど、ローストの度合いが違うのだろう。柔らかさを感じた。

ドリップしてひとくち。香り高い。

豆は大袋でいただいた。あと何回飲んでいいのだろう、ありがたい!

ミルで挽くと、豆の硬さを直接確かめられるので、よりそのコーヒー豆を味わえる。それこそ、五感で。

袋の中身を飲み切ってからも、私のコーヒーライフは続いている。マキネッタも買ってより充実している。

ご夫婦がくれたのはコーヒー豆だった。

私は自宅でコーヒーを挽き、抽出し、味わうという時間を受け取った。

そしてなにより、国を超えた友情をいただいた。今後もコーヒーを飲む時は、音に耳を傾け、手の感触を楽しんで、ご夫婦に良くしてもらった私を誇りに過ごすんだ。

そういう思い出。

上部が常に開いていて豆を直に入れられるタイプもあるけれど、埃が入って欲しくなくて私は蓋つきをチョイスした。
でも豆が一度にたくさん入れられないから、投入口が広いタイプの方がいいかも…一度に少量ずつ飲む方にはおすすめ。


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